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ぬいぐるみクリーニングは必要?自宅で洗える条件・依頼目安・料金を解説

ぬいぐるみクリーニングは必要?自宅で洗える条件・依頼目安・料金を解説

子どもが毎日抱きしめて眠るぬいぐるみや、部屋に飾って眺めるお気に入りのぬいぐるみ。最近では、旅行やカフェ、イベントなどに一緒に連れて行く「ぬい活」を楽しむ方も増えています。

ぬいぐるみは、ただのインテリアやおもちゃではなく、家族のように身近で、大切な存在です。だからこそ、これからも気持ちよく一緒に過ごすためには、状態に合わせたお手入れをしてあげることが大切です。

ぬいぐるみは、素材や状態によってはクリーニングも可能です。自宅で洗えるものもありますが、大型のもの、古いもの、電池や装飾パーツが付いたものは、型崩れや破損を防ぐためにも専門店への相談がおすすめです。

この記事では、自宅で洗えるぬいぐるみの見分け方、洗う前の確認ポイント、やさしいお手入れ方法、クリーニングに出す目安、白洋舍での料金目安を解説します。

ぬいぐるみは、クリーニングに出せます。ただし、素材・サイズ・中綿の状態・装飾パーツの有無によって、洗浄方法や対応可否が変わります。自宅で洗えるものもありますが、洗濯表示がないものや、型崩れが心配なものは、自己判断で洗わずクリーニング店に相談しましょう。

ぬいぐるみは素材や状態に合わせたケアが必要

ぬいぐるみには、表面の生地に天然繊維が使われているものから、化学繊維で作られているものまでさまざまな種類があります。
中綿の素材や、内部に骨組みなどのパーツが入っているかどうかによっても必要な手入れの方法は違います。
もし、素材に合わない方法で洗ってしまえば、生地が縮んだり、手触りがゴワゴワとした質感に変わってしまったりする恐れがあるため、注意する必要があります。

また、年数が経過して生地自体が弱っているものや、縫製がほつれかけているぬいぐるみについても、慎重な取り扱いが必要です。

見た目の愛らしさを損なわずに長持ちさせるためには、ただ汚れを落とすだけでなく、個々のぬいぐるみに寄り添ったケア方法を選ぶことが大切です。

自宅で洗えるものと洗えないものがある

すべてのぬいぐるみが自宅で洗濯機や手洗いで洗えるわけではありません。

一般的に、シンプルな作りで丸洗いに耐えられる素材のものであれば、正しい手順を踏めば自宅で洗うことができます。
でも、複雑な作りのもの、電子部品が内蔵されていて、音や光が出るタイプ、目などが接着剤で取り付けられているものについては、ご家庭での水洗は避けた方が無難です。

自宅で洗えるかどうかの最初の判断基準となるのが、製品に縫い付けられている洗濯表示(洗濯マーク)です。
水洗いが可能であるというマークが表記されていれば、ご家庭でも水洗いできれいにできます。
反対に、水洗い不可のマークがある場合や、そもそも洗濯表示が付いていない場合は、ご家庭では洗えないと考えてください。

洗えないものを無理に自宅で洗おうとすると、中綿が水分を含んだまま偏ってしまい、元の形に戻らなくなる「型崩れ」が起きる恐れがあります。
自宅で手入れができる範囲を見極め、困難だと判断した場合は無理をせず、プロの手を借りることが賢明な判断です。

もし、汚れたままのぬいぐるみを洗わないまま放っておいた場合、どのようなことが起こるでしょうか?

埃・皮脂・汗・化粧品・食べこぼしが蓄積する

ぬいぐるみは、私たちが想像している以上に周囲の環境から影響を受けやすいもの。
部屋の中に飾っているだけでも、静電気などで空気中を浮遊する埃や塵が毛足の隙間に付着していきます。
さらに、小さなお子さんが日常的に抱きしめたり、一緒に遊んだりしている場合は、手垢、皮脂、汗のほか、日焼け止めや保湿クリームなども生地へ染み込み、ぬいぐるみへのダメージが蓄積してしまいます。

特に注意が必要なのが、ぬいぐるみをリビングやダイニングなどに置いている場合です。
調理中の油分を含んだ煙や食べこぼしなどが、ぬいぐるみの表面に付着するためです。
こういった油分やタンパク質の汚れは、繊維の奥深くへと入り込みやすく、時間の経過とともに簡単には落とせない頑固な汚れへ変化してしまいます。

汚れが重なって蓄積していくと、ぬいぐるみの表面がベタついてきます。
そして、ベタつきがさらに新たな埃を引き寄せるという悪循環に陥ってしまうのです。

においや黒ずみで、いつもの風合いが変わることがある

汚れが蓄積した状態のまま放置していると、まず、ぬいぐるみから漂う独特の不快な匂いが気になるようになります。
汗や皮脂が繊維の中で酸化し、そこに空気中の雑菌が繁殖することで、汗臭さや生乾きのようなこもった匂いがするようになります。
特に、リビングに置かれている場合は、タバコの煙やペットの体臭、室内の芳香剤の成分なども吸着しやすく、それらが混ざり合うことで特有の異臭を放つことも…。

同時に、見た目も徐々に損なわれていきます。
購入当初は鮮やかだった色合いが、全体的にくすんだ印象になり、頻繁に触れる部分を中心に黒ずみが目立つようになるのです。
特に、白い毛並みのぬいぐるみであれば、黄ばみ・黒ずみが生じることも少なくありません。

ダニやカビの原因になることもある

ぬいぐるみを洗わずに放置すると、健康被害を引き起こす恐れもあります。
ぬいぐるみの中綿や長めの毛足には、適度な保温性と保湿性があり、これが害虫や菌類にとっては格好の繁殖場所となってしまいます。

気温や湿度が上がる季節になると、中綿の内部でダニが爆発的に増加する恐れがあります。
ダニの死骸や糞は、室内に飛散することでアレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となり、小さな子どもや敏感肌の人が触れると、皮膚の痒みや呼吸器系への悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。

さらに、汗や水分を含んだ状態で風通しの悪い場所に置かれていると、内部からカビが発生することもあるため、要注意です。
カビの菌糸が中綿や生地の組織に根を張ってしまうと、表面に黒い斑点状のシミとなって現れ、生地自体を著しく痛める原因となります。

最悪の場合、大切なぬいぐるみを処分せざるを得ないケースも。
これらの事態を避けるためには、目に見える汚れがなくても定期的に洗うことが大切です。


では、ご家庭でぬいぐるみを洗う場合、洗う前に何を確認しておくべきでしょうか?
次の4点がポイントとなります。

洗濯表示を確認する

水洗い可能な絵表示の一例

まずは、自宅でのケアを安全に進めるために、ぬいぐるみに付いているタグの洗濯表示を確認しましょう。
衣服と同様に、ぬいぐるみにも国際規格に基づいた洗濯マークが記載されていることが多いです。
この表示を確認することで、ご家庭内での水洗いが可能か、または禁止されているのかがわかります。

具体的には、たらいに水が入ったようなデザインのマークを確認します。
このマークにバツ印(×)がついていなければ、基本的には自宅での水洗いが可能と判断できます。
たらいの中に手のマークが描かれている場合は「手洗いによる洗濯のみが可能」であることを示しており、洗濯機による強い刺激を避けるべきという意味になります。

もし洗濯表示のタグが切り取られていて確認できない場合や、海外製の製品で表記がわかりにくい場合は、自己判断での丸洗いは避けた方が無難です。
無理に水を通してしまうと取り返しのつかない変形を招く恐れがあるため、表示が確認できないときはクリーニング店に相談しましょう。

素材や中綿の状態を確認する

洗濯表示が水洗い可能であっても、現物の素材や内部の状態を細かく観察することが大切です。
表面の生地がウールやシルク、レーヨン、あるいは人工皮革といったデリケートな素材で作られている場合は、水に濡れるだけで縮みや色ムラ、質感の劣化が生じることがあるからです。
また、長い毛足を持つファータイプのぬいぐるみは、水洗いの後に毛並みが絡まり合って固まってしまう恐れがあります。

中綿の素材も同様に重要です。
近年はポリエステル製の中綿が多く、これらは比較的、水に強い性質を持っていますが、伝統的なぬいぐるみの中には綿(コットン)やウール、あるいは小さなビーズや木屑、紙製の素材が詰まっているものもあります。
これらは水分を含むことで大きく体積が変わったり、乾燥が非常に困難であったりするため、家庭での丸洗いは避けましょう。

さらに、長年の愛用によって中綿がすでにヘタっている、あるいは一箇所に偏っているような状態であれば、洗濯の衝撃でその偏りがさらに悪化し、ぬいぐるみの骨格そのものが崩れてしまうリスクがあります。
触ったときの弾力や内部の詰まり具合を事前に確かめておくことが大切です。

色落ちしないか確認する

ぬいぐるみの多くには鮮やかな染色が施されていますが、中には水に濡れると色落ちしやすい染料が使われているものもあります。
特に海外製品や、手作りのぬいぐるみ、濃い色と白い色が隣り合っているデザインのものは、洗濯の段階で色が溶け出し、ほかの白い毛並みの部分に移ってしまう「移染(いせん)」のトラブルが起きやすいものです。

これを防ぐためには、洗う前の「色落ちチェック」が重要です。

手順としては、まず、ぬいぐるみに使用されている中性洗剤を少量、水で薄めて白い布や綿棒に含ませます。
その布や綿棒を使って、ぬいぐるみの足の裏や後ろ側など、目立たない部分の生地を優しく数回こすってみましょう。
このとき、白い布や綿棒にぬいぐるみの色が少しでも付着する場合は、水洗いをすると全体に色落ちが広がる危険性が高いと判断できます。

色移りが起きてからでは元の状態に戻すことは困難なので、少しでも染料の色移りが見られた場合は、自宅での丸洗いを中止しましょう。

ボタン・リボン・目・鼻などのパーツを確認する

ぬいぐるみに付けられているプラスチック製の目や鼻、金属製のボタン、装飾としてのリボンやレースなどは、それぞれ異なる方法で本体に固定されています。

確認すべきなのは、これらのパーツがしっかりと縫い付けられているか、あるいは接着剤で固定されているかという点です。
もし縫製がゆるんでいる場合は、洗濯時の摩擦や水の重みによってパーツが完全に脱落し、紛失してしまう恐れがあります。

また、接着剤(グルー)で留められているパーツは、水や洗剤の成分、あるいは熱によって接着力が低下し、ポロリと取れてしまうケースがあります。

さらに、小さな破れやほつれがないかも入念にチェックしてください。
ほんのわずかな糸のほつれであっても、水洗いの最中にそこから中綿が外に飛び出してしまい、洗濯槽や他の部分を中綿だらけにしてしまうトラブルが発生することがあるからです。
もし傷みが見つかった場合は、洗濯を行う前に必ず糸で縫い合わせておきましょう。

ぬいぐるみを自宅で洗うか、クリーニングに出すかは、洗濯表示・サイズ・素材・装飾パーツ・汚れの状態を見て判断することが大切です。

洗濯表示で水洗いが可能とされている小さめのぬいぐるみであれば、自宅で手洗いできる場合もあります。一方で、大型のものや古いもの、電池や音が鳴る機能があるもの、装飾パーツが多いものは、家庭で洗うと型崩れや破損、色落ちにつながることがあります。

迷った場合は、無理に自宅で洗わず、クリーニング店に相談するのがおすすめです。

以下を目安に、自宅で洗えるか、クリーニングに出した方がよいかを確認してみましょう。

ぬいぐるみの状態 自宅で洗える可能性 クリーニング相談の目安
洗濯表示で水洗い可とされている あり 汚れが強い場合は相談
洗濯表示がない 低い 相談がおすすめ
大型のぬいぐるみ 低い 相談がおすすめ
古いぬいぐるみ・思い出の品 低い 相談がおすすめ
電池・音が鳴るぬいぐるみ 洗わない方がよい 相談がおすすめ
目・鼻・リボンなどが接着されている 状態による 相談がおすすめ
カビ・強いにおい・黒ずみがある 状態による 相談がおすすめ

自宅で洗える可能性があるぬいぐるみ

自宅で洗える可能性があるのは、洗濯表示で水洗いが可能とされており、比較的小さく、装飾の少ないシンプルな作りのぬいぐるみです。

たとえば、電池や音が鳴る機能がなく、目や鼻などのパーツがしっかり縫い付けられているもの、表面の生地や中綿が水に強い素材でできているものであれば、手洗いでお手入れできる場合があります。

ただし、水洗いできる表示があっても、強く揉んだり、長時間脱水したりすると型崩れの原因になります。自宅で洗う場合は、洗濯機を使用せず、おしゃれ着用の中性洗剤を使ってやさしく押し洗いしましょう。

また、洗う前には必ず色落ちチェックを行い、目立たない部分を湿らせた白い布で軽く押さえて、色移りがないか確認しておきましょう。

クリーニング店に相談した方がよいぬいぐるみ

大型のぬいぐるみや、長年大切にしている思い出のぬいぐるみは、クリーニング店に相談した方が安心です。

大きなぬいぐるみは、水を含むと非常に重くなり、自宅では十分にすすぎや脱水ができないことがあります。乾燥にも時間がかかるため、中まで乾ききらず、生乾きのにおいやカビの原因になることもあります。

また、古いぬいぐるみは生地や縫い目が弱っていることがあり、水の重みや摩擦によって破れたり、中綿が偏ったりする可能性があります。特に、子どもの頃から大切にしているものや、替えがきかないぬいぐるみは、自己判断で洗う前に専門店へ相談するのがおすすめです。

そのほか、毛足が長いもの、ウールやレーヨンなどのデリケートな素材が使われているもの、リボン・レース・ビーズなどの装飾が付いているものも、家庭での洗濯には注意が必要です。

無理に洗わない方がよいぬいぐるみ

電池や音が鳴る機能があるぬいぐるみ、内部に機械や金属パーツが入っているぬいぐるみは、無理に水洗いしないようにしましょう。

水が内部に入り込むと、音が鳴らなくなったり、部品が錆びたり、電池の液漏れにつながったりする恐れがあります。外側が汚れている場合でも、丸洗いではなく、固く絞った布で表面をやさしく拭き取る程度にとどめるのが無難です。

また、洗濯表示がないものや、水洗い不可の表示があるものも、自宅での丸洗いは避けましょう。素材がわからないまま洗ってしまうと、縮み・色落ち・型崩れ・毛並みの変化が起こる可能性があります。

「洗えるかどうかわからない」「失敗したくない」と感じるぬいぐるみは、無理に洗わず、クリーニング店に状態を見てもらうことが大切です。


水洗いのほか、自宅でできるぬいぐるみのお手入れ方法をご紹介します。

ブラッシングや掃除機で埃を取る

丸洗いを頻繁に行うとぬいぐるみの生地に負担をかけるため、日常的なお手入れとしては、水を使わない方法を中心にすることがおすすめです。
その基本となるのが、ブラッシングと掃除機を活用して埃を取ることです。
これだけでも、表面に付着したばかりの軽い汚れであれば、十分に落とすことができます。

ブラッシングの際は、衣類用の柔らかいブラシやペット用の毛先が細いブラシを使用すると良いでしょう。
ぬいぐるみの毛並みに沿って、力を入れずに優しくブラッシングを行うことで、毛足の奥に入り込んでいた埃や塵を浮かせることができます。
このとき、毛並みとは逆の方向にも軽くブラシをかけると、奥の汚れがより掻き出しやすくなります。

浮き上がった埃や、ブラッシングだけでは取りきれない微細なゴミは、掃除機を使って吸い取りましょう。
ただ、掃除機のノズルをそのまま強く押し当てると生地を傷める原因となってしまうため、ノズルの先端にストッキングや薄いネットを被せたり、布団掃除用の専用アタッチメントに付け替えたりする工夫がおすすめです。
吸引力を「弱」に設定し、ぬいぐるみの形を優しく整えながら全体の埃を吸い上げていきましょう。

部分汚れはやさしく拭き取る

食べこぼしのシミや、手でよく触る部分の局所的な黒ずみなどは、「固く絞った布で拭き取る」方法が効果を発揮します。
ぬいぐるみ全体を水に浸ける必要がないため、型崩れのリスクを大幅に減らしながら気になる汚れを取り除けます。

具体的な手順としては、まずバケツにぬるま湯をため、おしゃれ着用の中性洗剤をごく少量溶かします。
そこに清潔なタオルを浸し、水分がほとんど残らないように極限まで固く絞ります。
この洗剤成分を含んだタオルを使い、汚れが気になる部分を上から優しく叩くようにして汚れをタオルへと移していきましょう。
このとき、ゴシゴシと強くこするように拭いてしまうと、汚れが繊維の奥に押し込まれたり、毛並みが乱れたりするため、あくまで「叩き出す」意識を持つことが肝心です。

汚れが薄くなったら、次は別のバケツにきれいな水を用意し、洗剤の入っていないタオルを浸して同様に固く絞ります。
そのタオルで、先ほど洗剤をなじませた部分を何度も優しく叩き、生地に残った洗剤成分をしっかりと吸い取りましょう。
最後に、乾いた別の布で水分を取り除き、風通しのよい日陰で自然乾燥させます。

洗えるぬいぐるみは手洗い・洗濯ネットに入れる

全体的な汚れや蓄積した匂いを落とすために丸洗いを行う場合は、手洗い、つまり押し洗いを行うことが基本となります。

ぬいぐるみの自然乾燥は時間がかかるため、乾燥した天気の良い日が続く時期に洗濯すると良いでしょう。

用意するものは、ぬいぐるみがゆったりと収まるサイズの洗面器やたらい、そしておしゃれ着用の中性洗剤です。

次の手順で手洗いします。

1. 洗剤液の準備
洗面器に30度以下のぬるま湯を張り、規定量のおしゃれ着用中性洗剤をよく混ぜて溶かします。

2. 押し洗い
ぬいぐるみを静かに洗剤液に浸し、両手で優しく「上から押しては離す」動作を20回から30回ほど繰り返します。揉んだり絞ったりすると型崩れの原因となるため、型を保ったまま優しく押すことがポイントです。

3. すすぎ
汚れが浮き出たら洗剤液を捨て、新しい水に何度も入れ替えて、泡が出なくなるまで同様の押し洗いで丁寧にすすぎます。

4. 洗濯機による脱水
すすぎが終わったら、ぬいぐるみをそのまま放置せず、必ずサイズに合った厚手の洗濯ネットに入れ、厚手のタオルで包み、洗濯機の脱水機能を使い、短時間(約10秒から30秒程度)だけ稼働させて大まかな水分を飛ばします。長時間の脱水は強いシワや型崩れにつながるため、ほんの少し水気が切れる程度で止めることが重要です。

乾燥はしっかり行う

ぬいぐるみの洗濯において、最も失敗が起きやすく、かつ最も重要な工程が「乾燥」です。
表面が乾いているように見えても、内部の中綿まで完全に乾き切っていないケースが多く、これが生乾きの嫌な匂いや内部のカビ繁殖を招く最大の原因となるためです。

脱水が終わったぬいぐるみは、まず手で優しく全体の形を整え、中綿の偏りを均一に直します。

その後、風通しのよい場所で「日陰干し」を行うのが基本となります。
直射日光に当ててしまうと、紫外線によって生地の色褪せや素材の劣化が起きるため、必ず日の当たらない場所を選ぶ必要があります。

干す際は、洗濯バサミで耳や手足を直接挟んで吊るすと、その部分が伸びて変形してしまう恐れがあります。
そのため、平干し用のネットの上に寝かせるか、ネットに入れた状態のまま物干し竿に吊るすなど、重みが一箇所に集中しない工夫を凝らすことが望ましいでしょう。

ぬいぐるみのサイズや厚みにもよりますが、中綿まで完全に乾燥させるには、晴天の日であっても2日から3日以上の時間がかかることが多いです。
焦って途中で室内に取り込まず、中までしっかりと水分が抜けたことを確認するまで、じっくりと時間をかけて乾燥させることが大切です。

最後に、大切なぬいぐるみをご家庭ではなくクリーニング店に依頼することで得られるメリットをご紹介します。

素材や状態に合わせて洗ってもらえる

プロのクリーニング業者にぬいぐるみを依頼する最大のメリットは、受付時に、表面の素材だけでなく、中綿の種類や各パーツの固定方法、生地の傷み具合などを細かくチェックして個々のぬいぐるみに合わせた最適な洗浄プランを組み立ててもらえる点です。

一般的なご家庭では、一律に水と中性洗剤を用いた洗い方しか選べないことが多いですが、専門業者であれば、水洗いが適さない素材には独自の特殊な溶剤を用いたドライクリーニングを選択するなど、高度な技術の使い分けが可能となります。
その結果、汚れはしっかりと落としつつも、生地へのダメージを最小限に抑えることができるのです。

また、汚れの種類(油汚れ、皮脂汚れ、泥汚れなど)に応じた専門のシミ抜き剤を適切に使用するため、ご家庭では諦めていた頑固な黒ずみや古いシミに対しても、生地を傷めずにきれいに仕上げてもらえます。

型崩れや色落ちのリスクを抑えやすい

ご家庭でのぬいぐるみ洗濯において頻発するトラブルが、洗濯後の「変形」と「色落ち」です。
クリーニング店では、こうした不具合を避けるための専用設備とノウハウが完備されています。

たとえば、脱水や乾燥の工程では、家庭用乾燥機のような強い遠心力や熱風を直接かけるのではなく、ぬいぐるみの形状を維持したまま優しく水分を取り除く特殊な乾燥室などが設備されています。
これを活用することで、中綿が左右非対称に偏って表情が変わってしまうような悲劇を防ぐことができるのです。

色落ちしやすい染料が使われている製品に対しても、色止め加工を施したり、色移りを防ぐための特殊な手法を講じたりするため、安心して任せることができます。

洗浄が完了した後は、熟練の職人によって毛並みを美しく整える「ブラッシング」が施されます。
このため、購入当初のようなフワフワとした柔らかな触り心地が蘇り、ぬいぐるみが本来持っていた愛らしさを取り戻すことができます。

白洋舍では、インテリア・家庭用品のクリーニングとして、ぬいぐるみのクリーニングにも対応しています。料金は税込4,180円~です。

ただし、ぬいぐるみのサイズ、素材、装飾パーツの有無、汚れや傷みの状態によって、対応方法や料金が変わる場合があります。大型のぬいぐるみや古いぬいぐるみ、洗濯表示が確認できないものは、事前に店舗へ相談しておくと安心です。

  • 毛足のないフラットな生地はスポンジでやさしくケア。
  • 毛足の長いものやパイル地は、専用ブラシで繊維の奥の汚れまでしっかりケア。
  • クッション性があり、パーツや生地に傷みが見られない場合は、洗濯ネット+機械洗浄で内部まで清潔に。

思い出のあるぬいぐるみや、いつも一緒に過ごしているぬいぐるみは、できるだけ長く大切にしたいものです。

自宅でのお手入れが不安な場合や、素材・サイズ・状態に合わせて丁寧にケアしたい場合は、白洋舍のぬいぐるみクリーニングをご検討ください。

大切なぬいぐるみとこれからも気持ちよく一緒に過ごすためには、日頃のお手入れと、状態に合わせたケアを使い分けることが大切です。

自宅で洗えるぬいぐるみであれば、おしゃれ着用洗剤を使ってやさしく手洗いし、時間をかけてしっかり陰干しすることで、心地よい状態を保ちやすくなります。

一方で、大型のぬいぐるみや、古いぬいぐるみ、電池や装飾パーツが付いたぬいぐるみは、家庭で洗うと型崩れや破損につながることがあります。

家族のように身近なぬいぐるみや、ぬい活で一緒にお出かけするお気に入りのぬいぐるみを長く大切にするためにも、自宅でのケアが不安な場合は、プロのクリーニングを検討してみましょう。

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