クローゼットのカビ対策とは?原因・予防方法・服にカビが生えたときの対処法を解説
「クローゼットを開けたらカビ臭い…」
「お気に入りの服に白いポツポツがついていた…」
そんな経験は、ありませんか?
クローゼットは普段、閉め切ったままになりやすく、湿気や埃が溜まりやすい場所です。
特に長雨や部屋干しの続く梅雨時期や、暖房器具で結露しやすい冬は、気づかないうちにカビが繁殖しやすい環境になっています。
さらに、着用後の衣類をそのまま収納したり、服を詰め込みすぎたりすることで、カビが発生するリスクが高まります。
クローゼット内でのカビの繁殖を放置すると、大切な衣類やバッグにカビ臭や変色が発生してしまうということも…。一度カビが発生すると、アイテムによっては元通りにはなおせません。
そこで本記事では、クローゼットに発生するカビの原因をはじめ、今日からできるカビ対策、万が一カビが生えてしまった際の対処法まで、わかりやすく解説します。
大切な衣類を長く清潔に保つために、ぜひ参考にしてください。
クローゼットに発生するカビの特徴
クローゼット内で発生するカビは、主に「白カビ」と「黒カビ」の2種類です。
白カビは、衣類やバッグなどの表面に白いホコリのように広がるのが特徴で、比較的、初期段階で発見しやすいカビです。
一方、黒カビは黒い斑点状に発生し、壁や木材、衣類の繊維の奥まで入り込むことがあります。
特にクローゼットは湿気がこもりやすいため、カビにとって繁殖しやすい環境になりがちです。
また、カビは見た目だけでなく、嫌な臭いの原因になるほか、衣類の変色や生地の劣化を引き起こす場合もあります。
さらに、カビの胞子を吸い込むことで、アレルギー症状や体調不良につながる可能性もあるため注意が必要です。
クローゼット内にカビが発生する原因
クローゼット内にカビが発生してしまう主な原因は、次の4つです。
風通しが悪い
クローゼットは扉を閉め切った状態が長く続くため、空気が循環しにくい場所です。
特に壁に密着した大型クローゼットやウォークインクローゼットは湿気がこもりやすく、空気が滞留することでカビが繁殖しやすくなります。
また、衣類や物を隙間なく収納していると空気の通り道がなくなり、さらに湿気が逃げにくくなります。
埃が多い
クローゼット内に溜まる埃も、カビ発生の原因の一つです。
埃には繊維くずや皮脂、花粉などが含まれており、カビの栄養源になります。
掃除を長期間していないクローゼットは、湿気と埃が組み合わさることで、カビが発生しやすい状態になってしまいます。
床だけでなく、棚や収納ケースの隙間にも埃は蓄積しやすいため、定期的な掃除が欠かせません。
湿度が高い
カビは湿度60%以上で活発になり、湿度90%前後になると急速に繁殖するといわれています。
梅雨時期や冬場の結露シーズンは特に注意が必要です。
窓際や外壁側に作られることが多いクローゼットは、温度差による結露が発生しやすく、知らないうちに湿気が溜まっていることがあるのです。
また、洗濯物の部屋干しや加湿器の使用によって、室内全体の湿度が高くなり、クローゼット内に湿気を送ってしまうケースもあります。
衣類の汗や汚れ
一度、着用した衣類には、汗や皮脂、湿気が付着しています。
見た目では汚れていなくても、カビにとっては十分な栄養源です。
そのまま収納すると、クローゼット内の湿度や汚れが増え、カビが発生しやすくなってしまいます。
特に冬物コートやスーツなど、頻繁に洗濯しない衣類は注意が必要です。
クローゼット内のカビ対策
クローゼット内でカビを発生させないためには、次の7つの対策を行いましょう。
通気性をよくする
クローゼット内の空気を循環させることは、カビ予防の基本です。
定期的に扉を開けて換気し、空気を入れ替えましょう。
晴れた日は窓も開けて風を通すのがおすすめです。
特に、サーキュレーターを活用すると、空気の流れを作りやすくなります。
部屋を除湿する
クローゼットだけでなく、部屋全体の湿度管理も重要です。
湿度計を設置し、室内湿度を50%前後に保つと、カビ対策になります。
特に、湿度の上がりやすい梅雨時期は、除湿機やエアコンの除湿機能を活用し、湿気を溜め込まないようにしましょう。
除湿剤や乾燥剤を使う
クローゼット内に除湿剤や乾燥剤を設置するのも効果的です。
市販の除湿剤だけでなく、炭や重曹などを活用する方法もあります。
湿気が多い場所には、複数設置するとより効果的です。
ただし、除湿剤は交換時期を過ぎると効果が薄れてしまうため、定期的にチェックしましょう。
また、塩化カルシウムを含む除湿剤を使用する場合は、内部にたまった液体が衣類や革製品に付着すると重大なダメージとなります。収納物に直接触れない安定した水平な場所に設置することをおすすめします。
こまめに掃除をする
カビ対策では、埃を溜めないことが大切です。
月に1~2回程度は、クローゼット内を空にして掃除するとよいでしょう。
収納ケースや棚の裏側など、見えにくい場所も忘れずに掃除することがポイントです。
掃除機だけでなく、乾いた布やアルコールを使って拭き掃除を行うと、カビ予防につながります。
※ただしアルコールによる衣類や革製品の変色には注意が必要です
汚れたままの衣類を収納しない
着用後すぐの衣類をクローゼットに収納するのは避けましょう。
汗や、湿気が残っている状態で収納すると、クローゼット内の湿度が上がり、カビが発生しやすくなります。
帰宅後は一度、ハンガーにかけて湿気を飛ばし、必要に応じて洗濯してから収納するのがおすすめです。
衣類を詰め込み過ぎない
収納量が多過ぎると、空気が循環しにくくなってしまいます。
目安としては、ハンガー同士の間に少し隙間ができる程度が理想です。
衣替えのタイミングで不要な衣類を整理すると、通気性を確保しやすくなります。
また、壁に衣類が密着すると結露が発生しやすいため、壁から少し離して収納すると安心です。
衣類はよく乾かしてから収納する
洗濯後の衣類は、完全に乾いてから収納しましょう。
生乾きのまま収納すると、クローゼット内の湿度が急上昇し、カビの原因になってしまいます。
特に厚手のニットや冬物衣類は、表面が乾いていても内部に湿気が残っている場合があるため注意が必要です。
クローゼットや服にカビが生えたときの対処法
どれだけ気をつけていても、湿気が多い時期や長期間収納している衣類には、カビが発生してしまうことがあります。
カビを見つけた場合は、放置せず、できるだけ早めに対処することが大切です。
ただし、誤った方法で処理すると、カビの胞子が広がったり、衣類の生地を傷めたりする可能性があります。
ここでは、クローゼット内や服にカビが生えてしまったときの基本的な対処法を紹介します。
まずはカビが付いた衣類を隔離する
衣類にカビが付いているのを見つけたら、まずはほかの衣類から離しましょう。
カビは胞子を飛ばして広がるため、カビが付いた服をそのままクローゼット内に入れておくと、周囲の衣類や収納ケース、壁などにもカビが移ってしまう恐れがあります。
カビが付いた衣類はビニール袋などに一時的に入れ、ほかの衣類と接触しないようにします。
その際、強く振ったり、室内でブラシをかけたりすると胞子が舞いやすいため注意が必要です。
また、カビが生えた衣類を取り出したあとは、クローゼット内にもカビが広がっていないか確認しましょう。
衣類だけでなく、壁・床・棚・収納ケースの裏側などにもカビが発生している場合があります。
クローゼット内のカビは乾拭き・アルコール拭きで除去する
クローゼット内にカビが発生している場合は、まず換気をしながら作業を行いましょう。
窓を開けたり、扇風機やサーキュレーターを使ったりして、空気の流れを作ることが大切です。
表面に付いた軽いカビであれば、乾いた布やペーパータオルでやさしく拭き取ります。
その後、消毒用アルコールを布に含ませ、カビが発生していた部分を拭き掃除しましょう。
ただし、木材や壁紙など素材によっては、アルコールで変色したり傷んだりする場合があります。
使用する前に、目立たない場所で試してから行うと安心です。
拭き掃除をしたあとは、クローゼット内をしっかり乾燥させます。
湿気が残ったまま衣類を戻してしまうと、再びカビが発生する原因になるため、扉を開けて十分に換気してから収納しましょう。
衣類の白カビはブラッシングしてから洗濯する
衣類の表面に白いホコリのようなカビが付いている場合は、白カビの可能性があります。
白カビは比較的表面に付着していることが多いため、早い段階であれば自宅で対処できる場合もあります。
まずは、屋外や換気のよい場所で、衣類用ブラシを使ってカビをやさしく払い落としましょう。
室内でブラッシングすると、カビの胞子が部屋の中に広がってしまう可能性があるため避けてください。
ブラッシング後は、衣類の洗濯表示を確認し、自宅で洗えるものは通常どおり洗濯します。
洗濯後は生乾きにならないよう、風通しのよい場所でしっかり乾かすことが大切です。
一方で、ウール・シルク・レーヨン・毛皮・皮革などのデリケートな素材や、スーツ・コート・礼服など型崩れしやすい衣類は、無理に自宅で洗わず、クリーニング店に相談することをおすすめします。
特にカビ臭さが残っている場合や、カビの範囲が広い場合は、専門的な処理が必要になることもあります。
クローゼットのカビ対策でやってはいけないこと
クローゼットのカビ対策では、湿気を取り除いたり、衣類を清潔に保ったりすることが大切です。
一方で、良かれと思って行った対策が、かえってカビを広げたり、衣類を傷めたりする原因になることもあります。
ここでは、クローゼットのカビ対策で避けたい行動を紹介します。
カビが生えた服をそのまま収納する
カビが生えた服をそのままクローゼットに戻すのは避けましょう。
カビは胞子を飛ばして広がるため、カビが付着した衣類を収納したままにしておくと、ほかの衣類やクローゼット内の壁、棚、収納ケースなどにもカビが移ってしまう恐れがあります。
また、見た目では一部だけにカビが付いているように見えても、衣類全体に胞子が付着している可能性があります。
カビを見つけた場合は、まずほかの衣類から離し、洗濯表示を確認したうえで洗濯やクリーニングなど適切な方法で対処しましょう。
濡れたまま拭いて放置する
クローゼット内のカビを拭き取る際、水拭きしたまま乾燥させずに放置するのもNGです。
カビ対策では「湿気を残さないこと」が重要です。
水分が残った状態で扉を閉めてしまうと、クローゼット内の湿度が高くなり、再びカビが発生しやすい環境になってしまいます。
カビを拭き取る場合は、乾いた布やペーパータオルで汚れを取り除いたあと、必要に応じてアルコールを使って拭き掃除をします。
作業後はすぐに衣類を戻さず、扉を開けて換気し、クローゼット内をしっかり乾燥させてから収納しましょう。
強力なカビ取り剤を衣類に使う
浴室用や住宅用の強いカビ取り剤を、衣類に直接使うのは避けましょう。
強力なカビ取り剤には漂白成分が含まれていることが多く、衣類に使用すると色落ちや変色、生地の傷みにつながる可能性があります。
特に、ウール・シルク・レーヨンなどのデリケートな素材や、スーツ・コート・礼服などは注意が必要です。
衣類にカビが生えた場合は、まず洗濯表示を確認し、自宅で洗えるものかどうかを判断しましょう。
自宅での処理が難しい衣類や、大切な衣類、カビの範囲が広い衣類は、無理に落とそうとせず、クリーニング店に相談するのがおすすめです。
除湿剤を交換せず使い続ける
クローゼット内に除湿剤を置いていても、交換時期を過ぎたまま使い続けていると十分な効果が期待できません。
除湿剤は、湿気を吸収できる量に限りがあります。
容器に水が溜まっていたり、中身が固まっていたりする場合は、すでに吸湿力が弱まっている可能性があります。
また、除湿剤を置いているだけで安心してしまい、換気や掃除を怠ると、カビが発生しやすい状態は改善されません。
除湿剤は定期的に状態を確認し、使用期限や交換目安に合わせて取り替えましょう。
あわせて、クローゼットの扉を開けて空気を入れ替える、衣類を詰め込みすぎないなど、基本的な対策も続けることが大切です。
クローゼット内や服にカビが生えてしまう前に…
カビは、一度、大量発生すると完全に除去するのが難しくなります。
特に、衣類に黒カビが広がると、自宅でもクリーニングでも落とし切れないケースが少なくありません。
そのため、「カビが生えてから対処する」のではなく、「あらかじめ生えないように対策する」ことが重要です。
とはいえ、「クローゼット内のカビ対策」でご紹介したような対策を通年で行うのは、なかなか大変です。
そこで活用したいのが、白洋舍の衣類保管サービス。
最適な温度・湿度をキープした保管ルームで、コート、ジャケットなどの衣料品のほか、靴、ブーツ、じゅうたん、ふとんなど、クリーニング済の品物をお預かりします。
住まいの省スペース化にも、役立ちます。
まとめ
クローゼット内や衣類にカビが発生する主な原因は、「湿気」「埃」「通気性の悪さ」「衣類の汚れ」です。
特に梅雨時期や冬場は湿度が高くなりやすく、知らないうちにカビが繁殖してしまうことがあります。
クローゼット内の環境を整えることで、大切な衣類を清潔に長持ちさせやすくなります。ぜひ今日から実践してみてください。
「クローゼット内や服にカビが生えてしまう前に…」でご紹介した、白洋舍の保管サービスについて、詳しくは下記ページをご覧ください。






