冬服を収納・保管方法する際のポイントや虫食いの対策についてくわしく解説!
お気に入りのコートやニットなど、冬の装いを彩った大切な衣類。来シーズンも美しい状態で袖を通すためには、収納前の適切なケアが欠かせません。
しかし、いざ片付けようと思っても「正しい保管方法がわからない」「気づいたら虫食いにあっていた」と悩む方も多いのではないでしょうか。
近年、気密性の高い住宅が増えたことで、年間を通して害虫が発生しやすい環境となっています。そのため、単に収納するだけでなく、プロによる防虫加工や、素材に合わせて保管環境を整えることが、大切な一着を守る方法として注目されています。
この記事では、冬服を収納・保管する際の具体的なポイントや、クリーニング店で提供される防虫加工のメリット、そして衣類を長持ちさせるための最新の保管習慣についてご紹介します。
冬服の収納・保管のよくある悩み
冬が終わり、春の暖かさが感じられるようになると、厚手のコートやニットを片付ける時期がやってきます。でも、冬服の保管は、ほかの季節の衣類に比べて手間がかかり、悩みも尽きないものです。
かさばりやすい
冬服の最大の特徴は、そのボリュームです。ウールのコートやダウンジャケット、厚手のセーターなどは、一着一着が占めるスペースが大きく、限られたクローゼットや押し入れをすぐに圧迫してしまいます。
この時、無理に詰め込んでしまうと、大切な衣類にシワが寄るだけでなく、通気性が損なわれ、結果として衣類の寿命を縮めてしまう原因にもなりかねません。特に質の良い素材の衣類をたくさん所有する方にとって、クローゼットのスペースを確保しながら、服を傷めないように保管するのは、毎シーズンの悩みの種なのではないでしょうか。
防虫・防カビへの対策が必要
冬服の多くには、ウールやカミシヤ、アンゴラといった動物性繊維が使用されています。これらは衣類の天敵である害虫にとって格好の栄養源です。油断していると、お気に入りの服に穴が開いてしまう「虫食い」を招きます。
また、近年の住宅は気密性が高く、冬場でも室内が暖かく保たれているため、害虫にとっても過ごしやすい環境になっています。窓を開けたときや、外出中服にくっついてくるなど、様々な理由で住宅に侵入し、冬を越した害虫たちが、春先に活動を活発化させるケースも少なくありません。
さらに、厚手の生地は湿気を吸い込みやすいのも難点です。一度、カビが発生すると、繊維の奥まで根を張ってしまい、クリーニングでも完全に除去するのが難しくなることも…。このため、通気性を確保してカビを発生させないことも大切です。
冬服を収納・保管方法する際のポイント
お気に入りの一着を来シーズンも良い状態で着るためには、収納前の一手間が重要です。以下のポイントを意識して、丁寧な「しまい洗い」と、最適な環境づくりを心がけましょう。
しっかりと洗濯する
収納前には必ず、「一度でも袖を通したものは洗う」というルールを徹底してください。一度でも着用した衣類は、一見きれいに見えても、襟元や袖口には皮脂汚れが付着しているため、時間が経過すると酸化して黄ばみの原因になってしまいます。また、食べこぼしのしみなどは害虫を呼び寄せます。
自宅で洗えるものは中性洗剤で丁寧に洗い、型崩れしやすいコートやデリケートな素材のニットは、信頼できるクリーニング店へ出すのが安心です。この時、汚れを落とすだけでなく、防虫対策をセットで行うのが、賢い選択といえます。
収納場所の通気性を確保する
クローゼットや押し入れに衣類を詰め込みすぎると、空気の流れが止まり、湿気が溜まりやすくなってしまいます。そこで、収納の目安は「八分目」を意識し、衣類の間に手を入れた時にスッと通る程度の余裕を持たせた状態が理想的です。
また、クリーニングから戻ってきた際のビニールカバーは、必ず外してから保管してください。ビニールは通気性が悪く、内部に湿気がこもってカビや変色を誘発する恐れがあるからです。埃が気になる場合は、不織布製のカバーに掛け替えれば、通気性を保ちながら衣類を守れます。
長期間の収納には「防虫加工」がおすすめ

家庭で防虫剤を使用されている方も多いかと思いますが、より確実な対策を求めるなら、クリーニング店のオプションサービスである「防虫加工」を活用するのが非常に効果的です。
市販の防虫剤は、クローゼット内の空間に成分を充満させて虫を寄せ付けないようにするものです。ただ、扉の開閉によって成分が逃げてしまったり、薬剤の届かない隙間に害虫が潜り込んだりする可能性があります。また、使用期限を管理する手間もあったりと、使い方を熟知していないとその効果は100%発揮されません。
一方、クリーニング店の防虫加工は、衣類の繊維一本一本に直接、防虫成分を付着させる手法です。いわば、衣類そのものにバリアを張るようなイメージです。これにより、収納場所の状態に左右されることなく、どこに置いてもしっかりと虫食いから守ることが可能になります。
防虫効果が「無臭」で「長持ち」
また、防虫剤特有のツンとした臭いが苦手だという方は少なくありません。近年のクリーニング店で採用されている防虫加工剤は、ほとんどが無臭タイプです。防虫加工後、すぐに着用しても臭いが気にならず、上質な暮らしを大切にする方にとって大きなメリットとなります。
また、効果の持続性も特筆すべき点です。一度、加工を施せば、次のシーズンまで、あるいは次のクリーニングまで効果が安定して持続します。市販品のように「いつの間にか有効期限が切れていた」といううっかりミスによる虫食い被害を防ぐことができ、管理の手間を大幅に軽減しながら、安心という価値も提供してくれます。
※持続性は、衣類の素材やしまい方、着用によって変化する場合があります
人体や衣類の繊維に優しい
「薬剤を繊維に直接つける」と聞くと、肌への影響や生地の傷みを心配される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、現在多くのクリーニング店で使用されている薬剤は、お子様やペットに対しても基準をクリアした、極めて安全性の高いものがほとんどです。
小さなお子様がいるご家庭や肌が敏感な方でも安心して袖を通せるよう、肌への刺激を抑えた処方がなされています。大切な衣類を害虫から守るだけでなく、衛生的な保管環境を整えるという点でも、防虫加工はとても付加価値の高いサービスといえるでしょう。
まとめ
ご紹介してきたように、冬服の収納には、ただ保管するだけではなく、大切な衣類を「守る」という意味もあります。「しまい洗い」を徹底した上で、通気性の良い環境を整えることが基本になります。
さらに、プロの「防虫加工」を賢く取り入れることで、虫食いのリスクを最小限に抑え、来シーズンもまた心地よくお気に入りの服に袖を通すことができます。
少しの手間と工夫が、衣類の寿命を延ばし、結果としてサステナブルで豊かなライフスタイルへとつながるはずです。冬服のケアを万全にして、すっきりとした気持ちで新しい季節を迎えましょう。
なお、白洋舍でも防虫加工サービスを提供しております。金額など詳細は、下記ページをご覧ください。






