白いズボンは本当に必要? サーヴォが考える「働く人へのこだわり」
食品ユニフォームに求められるのは、異物混入対策や衛生管理だけではありません。
毎日身につけるものである以上、働く人が安心して着用できることも大切です。
メイン記事「食品ユニフォームは本当に白でなければならないのか? サーヴォが挑む『固定概念を問い直すものづくり』」では、サーヴォがカラー展開を始めた背景や、中馬さんのものづくりへの考え方をご紹介しました。
食品工場・フードサービス・オフィス・メディカル分野などのユニフォームを企画・製造・販売するユニフォーム総合メーカー。食品工場向けでは「涼みドライ」「アスリードⓇ」などを展開し、安全性、快適性、機能性を追求したものづくりに取り組んでいます。
今回は、商品本部 企画生産1部 部長 兼 品質管理室長 中馬禎之さんと営業本部 営業3部営業1課 主任 工藤光也さんにインタビューをさせていただきました。
「本当に上下すべて白でなければならないのか」
今回の取材で印象に残った言葉の一つがあります。
| 「本当に上下、頭からつま先まで白でなければダメなのか」

中馬さんがそう考えるようになったきっかけは、白を否定したかったからではありません。
サーヴォでは、「働くことは自由で楽しい!(fun! fun! fan!)」というメッセージを掲げています。
その考え方を深める中で、「食品ユニフォームも、本当に今のままでよいのだろうか」という問いが生まれたといいます。
食品ユニフォームにおいて白には大切な役割があります。異物や汚れに気づきやすく、衛生管理を行いやすいという大きな価値があります。
中馬さん自身も、業界に入った当初は
| 「食品ユニフォームはそういうもの」
と思っていたそうです。
だからこそ、「本当に白だけなのだろうか」という自問自答を繰り返し、現在のカラー展開へとつながっていきました。

白いズボンは本当に必要?
近年、スポーツ界では「白パン問題(肌着が透けやすい)」が話題になりました。
食品工場とスポーツの現場は異なりますが、「実際に身につける人がどう感じるか」という視点は共通しています。
もちろん、白いズボンには大切な役割があります。
現在も多くの食品工場で採用されており、各ユニフォームメーカーも透けにくさや快適性の向上に取り組んでいます。
それに加え、サーヴォではアイスブルーやネイビーのパンツを提案し、肌着の透け問題の解消にも取り組んできました。
安全性や衛生管理だけでなく、実際に着用する人が安心して働けることも大切にしたい。そんな考え方が伝わってきました。

白を否定するのではなく、衛生管理と着用者の安心感、その両方を考える。
それもまた、「本当に上下すべて白でなければならないのか」という問いにつながっているのかもしれません。
ジェンダーレスカラーという考え方
取材では、ラベンダーやテラコッタの話も印象的でした。 以前は、男性向け、女性向けという考え方が色にもありました。

しかし最近は、性別によるイメージにとらわれない色づくりも意識されるようになっています。
中馬さんは、色のヒントについて、スポーツウェアや化粧品、お菓子のパッケージなど、日常のさまざまなものから着想を得ているそうです。
ラベンダーやテラコッタも、「いろいろな人が違和感なく着られる色」として提案されています。
色を増やすということは、選択肢を増やすことでもあります。
ユニフォームは誰のためにあるのか
取材中に、お二人にお気に入りのカラーコーディネートも伺いました。 中馬さんがラベンダー、アイスブルー、テラコッタの組み合わせを選んだ一方、工藤さんが選んだのは白とアイスブルーの組み合わせです。
|「見ていてきれいですし、気持ちいいんです」
と工藤さん。

カラー展開を進めるサーヴォですが、取材を通じて印象的だったのは、白を否定しているわけではないということでした。
白が良い現場もある。 カラーが活きる現場もある。
どちらかを正解にするのではなく、それぞれの現場に合った選択肢を考えていく。
その姿勢は、メイン記事でうかがった「固定概念を問い直すものづくり」にもつながっています。
ユニフォームは食品の安全を守るためのもの。そして同時に、毎日働く人が身につけるものでもあります。
管理する人と、着る人。
その両方の視点を大切にしたい。
白かカラーかという単純な話ではなく、その現場で働く人にとって何が必要なのかを考えること。
サーヴォのカラー展開の背景には、そんな思いも込められているようでした。

編集者:ユニフォームレンタル事業部
ユニフォームやユニフォームレンタル、ユニフォームを着用される業界情報などを中心にお役立ち情報を発信してまいります。








