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社長×男性社員 育児休業座談会
男女問わず、
家庭や育児を支援する職場を目指す。
それぞれ異なる業務をこなしながら子育て中の五十嵐、武藤、木村の3人が、男性として育児休業を取得した経緯や感想、白洋舍の働きやすさについて語り合いました。

プロフィール

代表取締役社長

五十嵐 瑛一(いがらし えいいち)

2022年に株式会社白洋舍執行役員、2023年に取締役常務執行役員を経て、2024年3月に代表取締役就任。2024年夏に子が誕生した際、育児休業を取得した。

武蔵野支店 クリーン・リビング・パートナー(CLP)

武藤 大介(むとう だいすけ)

2007年2月入社。入社から現在までCLPとして活躍。2024年夏の1ヶ月間、第一子誕生を機に育児休業を取得。復職後は取得前と同様リーダーとしてフルタイムで勤務している。

リネンサプライ千葉事業所 係長

木村 至見(きむら よしみ)

2011年4月入社。ホテル駐在として、都内にある複数ホテルの現場を係長としてマネジメントしている。家庭では二児の父。育児休業は未取得。

育児休業の取得に至った経緯


武藤
:我が家は世間でいうところの高齢出産にあたり、諸事情で実家のサポートを受けることも難しい状況だったので、私自身が最大限、育児をする必要がありました。でも、私が知っている育児休業(以下、育休)取得者は女性従業員の方ばかり。育休を取得した男性従業員が同じ営業所にいなかったので、所長に相談する時はかなり緊張しました。



木村
:最近になって増えてきたとはいえ、女性従業員に比べると男性従業員の育休取得者はまだまだ少ないですからね。


武藤
:そうなんです。でもいざ相談してみたら「ぜひ育休を取得してください」と快く言ってくださいました。会社として育休取得を奨励していることもありますが、所長自身が「うちの子どもはもう大きいけど、もし当時育休を取得できたならもっと育児に参加できたはずだと後悔しているから」と言って全面的に応援してくれました。


木村
:そういう上司がいてくれると心強いですね。


武藤
:出産の時から育休を取得できたおかげでそこからまるまる1ヶ月間育児に専念することができました。3時間おきの授乳やおむつ交換はもちろんのこと、掃除や洗濯といった家事もできて、妻も「助かった」と、とても喜んでくれました。



五十嵐
:育休を必要とする人が、きちんと制度を利用できたようで安心しました。私も武藤さんよりは短期間でしたが、育児休業を取得しました。我が家の場合は生まれた子の育児はもとより家事全体のサポートがメインでしたが、普段よりたくさんの時間を家族と過ごすことができ、取得できて良かったと思っています。


木村
:社長も育休を取っておられたのですね。あまり他では聞かないような気がします。


五十嵐
:男性社員の育児休業を促すきっかけを作れればと思い、取得を決めました。取得者が増えてきたとはいえ、当社の男性育児休業取得率は女性に比べると低い状況にあります。そうした状況を突破するには、リーダーが率先して取得する姿を見せる必要があると考えています。


武藤:確かに、社長も育休を取得されたと聞くと、従業員の我々はより取得しやすいと思います。



Column 育児休業制度

子どもが生まれた従業員は、男女問わず育児休業を取得することができる。女性の育児休業取得率は100.0%に対し、男性は45.0%(2023年12月実績)だが、白洋舍では2026年を目途に、男性の育児休業取得率を70.0%まで向上させることを目標として掲げている。

制度だけでなく、まわりの応援も不可欠


木村
:武藤さんは、個人のお客さま先を訪問するCLPですよね。担当エリアが決まっていると思いますが、1ヶ月間育休を取っている間、業務はどのようになっていたのですか。他のエリア担当の方が手分けしてカバーしていたのでしょうか。



武藤
:育休取得期間の対応は営業所によって違うかもしれませんが、私の場合は営業所長(以下、所長)が代行をしてくれました。当然ながら、所長は営業所全体を統括していますので、通常業務に加え私のお客さま宅を訪問するのは大変だったのではないかと思います。なのに、嫌な顔一つせず「現場仕事が好きだから、久々にやれて楽しい」と言ってくれて。本当に感謝しかありません。


五十嵐
:素晴らしいですね。所長が現場に出ている分、それぞれの営業担当やスタッフにも相互扶助の意識が芽生え、営業所全体がしっかりと武藤さんをサポートしていたのですね。


武藤
:そうですね。所長が育休取得を勧めてくれたとはいえ、同僚や店舗・工場スタッフはどう思っているのかなと少し不安でしたが、好意的に受け入れてくれました。出産経験のある女性スタッフがいろいろとアドバイスをくれたり、育休に入る時は「いよいよですね。頑張ってください!」と声をかけてくれて。おかげさまで心おきなく育児・家事に専念することができましたし、安心して復職もできました。


木村
:白洋舍は、困った時に助け合う空気というか、文化がありますよね。私が一緒に仕事をしている男性の技術スタッフも以前1ヶ月育休を取得していましたが、同じ職場のスタッフがフォローしてくれただけでなく、近隣の職場からのヘルプに駆けつけてくれました。

新たな取り組みで、もっと働きやすい環境に


木村
:我が家は実家の協力が得られるということもあり、自分が抜けることで同僚に負担がかかるかもしれないという気持ちがあって育休取得を断念したのですが、今日、お二人のお話を聞いて、取得したかったなと思いました。


五十嵐
:部署や役職によって育休の取得しやすさに差がある点は、これから改善しなければいけませんね。まだお子さんが小さいのであれば、ぜひウェルビーイング制度を利用してください。


木村
:今年(2024年)制定された制度ですよね。具体的にはどんな制度ですか?


五十嵐
:使わないまま有効期間(2年間)が過ぎてしまった1年分の有給休暇残日数を、育児や介護など会社の指定する休暇・休業に充当することができる制度です。通常、育児休業や介護休業期間は給与が支給されませんが、このウェルビーイング制度を使えば収入面を気にすることなく休むことができます。


木村
:確かに、授業参観や運動会などの学校行事、将来的には介護にも使えますね。休暇を取得する際は収入面との兼ね合いも考えなければいけないので、有給で休めるならとても助かります。


武藤
:私は所長からウェルビーイング制度を利用するよう勧められましたので産後検診などに利用しようと思っています。


五十嵐
:ウェルビーイング制度に限らず、妊娠・出産・育児・介護や、病気と仕事の両立に関わる制度で分からないことがある場合は、社内・社外に相談窓口を用意していますので、気軽に利用してください。


木村
:そうした相談窓口があるのですね。働きやすい環境づくりの一環として、当社にはいろいろな制度があると聞いていましたが、もっと具体的にどんな制度があるのか調べて積極的に活用したいと思います。


五十嵐
:しっかりと制度を活用してもらうためには、制度のことをもっとよく知ってもらうことも大切ということですね。今後はサポート体制を各職場に頼るのではなく、仕組みとして確立し、同時に制度の周知も徹底していこうと改めて思いました。
社内制度をわかりやすく紹介した情報誌「ワークライフサポートブック」も用意しているので、参考までにご利用ください。

Column ウェルビーイング制度

存続期間(2年間)を経過した有給休暇の残日数について、会社が指定する内容※での休暇・休業等に利用することができる制度。有給休暇と同様の取扱として利用することが可能で、社員を給与面でサポートする制度となっている。
※子の看護休暇、育児休業、子の予防接種・健康診断・学校行事への参加、介護休暇、介護休業、孫誕生休暇、私傷病、不妊治療、ボランティア活動、人間ドックの本人受診、社外研修の受講

求職者の方へのメッセージ


武藤
:上司や仲間に恵まれたというお話をしましたが、私の営業所だけが特別ということではなく、白洋舍全体を見ても思いやりのある優しい人が多いです。仕事内容や接客のおもしろさだけでなく、素晴らしい仲間と一緒に働けることが最大の魅力だと感じています。


木村
:白洋舍は「こうして欲しい」や「こんなことがしたい」と、自分の考えを発言しやすい環境が整っています。育休制度をはじめとする会社の制度も、社会の流れや従業員に寄り添うかたちでどんどん変わっているので、これからもっと働きやすい環境になると思います。


五十嵐
:当社は2026年に創業120周年を迎えます。明治39年の創業から受け継がれてきた、常に相手の立場に立って自分がしてもらって嬉しいことは、ほかの人にも同じようにする「奉仕の徹底」という基本精神は、お客さまだけでなく従業員にも通じるところがあります。従業員一人ひとりの人生をより豊かにすることで、モチベーションや職場の生産性がアップし、それがお客さまへのサービスと品質向上に直結すると考えています。これから入社する皆さんとも力を合わせながら、よりよい環境をつくっていきたいと思います。


※この記事は2024年12月に作成されたものです。