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トップメッセージ

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2022年、社会がウイズコロナに移行する中、現在取組んでいる構造改革の効果が着実に表れ始め、業績回復と黒字化を果たすことができました。
水道光熱費や資材費の高騰、物価高、需要回復に伴う人手不足、緊張が続く国際情勢など、懸念材料は多々ありますが、当社グループは構造改革にスパートをかけ、最終年度を迎えた中期経営計画を完達し、成長の歩みを続けてまいります。
当社が進めている構造改革の目的は業績の回復のみならず、当社グループが事業収益力とレジリエンスを高め、新たな価値の創造と持続的成長により、ステークホルダーの皆様の期待にこたえ続けてゆくことです。収益性と成長性を踏まえた事業ポートフォリオの最適化を進めると共に、事業ごとの戦略を強力に推し進めます。また、DXを一層推進し、デジタルを活用した顧客接点の強化と売上機会の創出、ワークフロー改革を通じた業務効率、生産性の向上、経費削減にも取組んでまいります。

事業ごとの戦略としては、以下の通りです。

① クリーニング事業

そもそも需要が縮小傾向にあった衣類のクリーニングについては、新型コロナウイルス感染症の影響で人々の働き方や生活の仕方が大きく変化したことから、十分な需要回復が望めません。

  • 不採算店舗を計画的に閉鎖して収益性の高い集配とネット宅配へのチャネルシフト
  • アプリやSNSを活用した顧客エンゲージメントの向上と新たな顧客の創造
  • 非衣類・非クリーニングのサービスの開発と拡充

等を軸に、構造改革を強力に推し進め、収益事業への転換を果たしてまいります。

② レンタル事業

レンタル事業のうち、ホテルのリネンサプライはコロナ禍において当社が最も大きなダメージを受けた事業領域です。

しかしながら、ウイズコロナでビジネスや観光に伴う移動や宿泊が回復してきたことに加え、インバウンドの復活や、新規開業を予定する高級ホテルも多く、今後急速に需要が拡大することが見込まれます。安定供給に努める傍ら、収益性を高めるためにグループ内の垣根を越えた生産体制や物流体制の再構築、取引先ごとの収支に基づく適正価格への値上げ、採算を十分考慮した新規取引ホテルの受注を進めます。

また、ユニフォームレンタルについては、収益性・成長性共に当社を牽引する事業領域です。新規取引先を獲得して売上を拡大するために、マーケティング力の強化、営業人員の増強と育成、クリーニング事業との融合等を積極的に進めます。

また、当社グループは「サステナビリティ基本方針」のもとに定めた8つのマテリアリティと23の解決に向けた手段に基づき、事業を通じて社会課題の解決に貢献すると共に、社会課題の解決を通して企業価値の向上に努めています。

環境対策や人的資本への投資といった課題に対し、当社グループは長年に渡って注力し、独自の施策を積み重ねてまいりました。ここに時代環境に合わせた課題の再整理を行なった上で、新たな方策を取り入れることで更なる非財務的価値の向上を図り、またその成果については皆様に適切に開示して対話を行なってまいります。

当社グループは、コロナ禍によって大きな危機に直面いたしましたが、構造改革の推進によってこの危機を打開し、成長軌道への回帰を果たしつつあります。今後も、経営理念を事業展開の礎として成長の歩みを続けてゆくと共に、コンプライアンスの徹底やコーポレートガバナンスの強化を図り、企業価値の向上に取組んでまいります。

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